「マッチングアプリって、実際どれくらいの人が使っているのか」。ネットには会社ごとの調査があふれていますが、今回は国の調査で確かめます。使うのは、こども家庭庁が2024年7月に行った「若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」。全国の15〜39歳の男女2万人(未婚1万8,000人・既婚2,000人)にWebで聞いた、かなり大きな調査です。マッチングアプリの質問は、高校生を除く18歳以上の1万7,613人が答えています。
この記事の要点(こども家庭庁・2024年調査)
- マッチングアプリを使ったことがある人は41.2%。既婚者では56.8%、未婚者では31.5%。
- 未婚者でいちばん多いのは25〜34歳の女性(43.5%)。同じ年代の男性は35.3%。
- 目的は「交際相手を探すため」が最多。「遊び目的」も、使ったことがある人の約5人に1人が選んでいる(当サイトで計算)。
- 地域差あり。未婚者の利用経験は中部・近畿・九州沖縄で3割超、北海道・東北は約25%。
- 最近5年以内に結婚した人が配偶者と出会った場所は、マッチングアプリが25.1%で1位。職場(20.5%)を上回る。
マッチングアプリを使ったことがある人の割合
調査では「マッチングアプリを利用したことがあるか」を、目的とあわせて聞いています。「利用したことがない」と答えた人を100%から引くと、使ったことがある人の割合になります。
| 回答者 | 人数 | 使ったことがある | 使ったことがない |
|---|---|---|---|
| 全体 | 17,613人 | 41.2% | 58.8% |
| 既婚者(結婚前に) | 2,000人 | 56.8% | 43.2% |
| 未婚者 | 15,613人 | 31.5% | 68.5% |
出典:こども家庭庁「令和6年度 若者のライフデザインや出会いに関する意識調査」Q54。「使ったことがある」は100%から「利用したことがない」を引いた値(当サイトで計算)。既婚者は結婚前の状況として回答。
18〜39歳の5人に2人は、マッチングアプリを使ったことがあります。結婚した人では半分を超えていて、「アプリで相手を探したことがある」は、もう珍しい話ではありません。
注意:既婚者は「39歳以下で、最近5年以内に結婚した人」が対象です。結婚している人全体の数字ではありません。若い世代の最近の結婚に限った数字として読んでください。
男女・年代別:いちばん使っているのは20代後半〜30代前半の女性
未婚者を男女・年代に分けると、次のとおりです(15〜24歳は、高校生を除いた18歳以上)。
| 未婚者 | 男性 | 女性 |
|---|---|---|
| 15〜24歳 | 23.1% | 21.5% |
| 25〜34歳 | 35.3% | 43.5% |
| 35〜39歳 | 26.4% | 32.6% |
出典:同調査 Q54 性年代別(未婚)。使ったことがある割合(当サイトで計算)。回答者数は男性 1,715人・4,076人・2,624人、女性 2,674人・3,398人・1,126人。
未婚者のマッチングアプリ利用経験(2024年)。
25〜34歳では、女性の方が男性より8ポイントほど多く使っています。「アプリは男性ばかり」というイメージとは逆の結果です。35〜39歳でも女性の方が多く、この年代の未婚女性の3人に1人は使ったことがあります。
目的は「交際相手探し」が最多、「遊び目的」も一定数
使った目的は複数選べる質問です。回答者全体に対する割合で見ると、次のとおりです。
| 目的(いくつでも) | 全体 | 未婚男性25〜34歳 | 未婚女性25〜34歳 |
|---|---|---|---|
| 交際相手を探すため | 26.2% | 22.5% | 32.2% |
| 結婚相手を探すため | 16.1% | 9.3% | 13.1% |
| 興味本位で | 8.7% | 9.2% | 8.7% |
| 遊び目的で | 8.2% | 9.4% | 5.3% |
| 友達を探すため | 5.3% | 5.5% | 4.8% |
出典:同調査 Q54。使ったことがない人も含めた回答者全体に対する割合。
この表は「使ったことがない人」も分母に入っています。使ったことがある人だけで割り直すと、「遊び目的」を選んだのは全体で約2割(19.9%)。25〜34歳の未婚男性では約27%、同じ年代の未婚女性では約12%でした(いずれも当サイトで計算・複数回答)。
最多は「交際相手を探すため」で、使ったことがある人の6割強(63.6%)が選んでいます。いきなり結婚相手を探すより、まず付き合う相手を探す入口として使われているのがわかります。
地域別:北海道・東北は少なめ、都市の中心ほど多い
未婚者の利用経験を、住んでいる地域別に見ると次のとおりです。
| 地域(未婚者) | 使ったことがある |
|---|---|
| 北海道 | 25.2% |
| 東北 | 25.0% |
| 関東 | 32.1% |
| 北陸 | 30.6% |
| 中部 | 33.3% |
| 近畿 | 32.8% |
| 中国 | 29.7% |
| 四国 | 28.1% |
| 九州・沖縄 | 32.8% |
出典:同調査 Q54 追加クロス集計(居住エリア別・未婚)。使ったことがある割合(当サイトで計算)。
住んでいる場所の規模で分けると、差がよりはっきりします。大都市の中心部に住む未婚者は36.1%、大都市の周辺は30.1%、地方都市の中心部は31.0%、地方都市の周辺は27.9%、それ以外の地域は26.4%でした。
人が多い場所ほど、アプリを開けば近くに相手が見つかりやすい。逆に地方では「近くに相手がいない」と感じて使わない人もいそうです。地方で出会いを探すなら、相手の住む範囲を少し広めに取るのがコツです。
初めて使った年齢は「23〜29歳」が半分
使ったことがある人に、初めて使った年齢を聞いた結果です。
| 初めて使った年齢 | 割合 |
|---|---|
| 18歳以下 | 4.6% |
| 19〜22歳 | 30.4% |
| 23〜29歳 | 49.4% |
| 30〜39歳 | 15.6% |
出典:同調査 Q55(マッチングアプリ利用者 6,040人)。
社会人になって学校での出会いがなくなる20代で、使い始める人が半分です。30代になってから始めた人も6人に1人ほどいて、「もう遅い」という年齢ではありません。
男性の約6割は「お金を払って」使っている
使ったことがある人に、利用するときに行ったことを聞いています。
| 利用者 | 身分証明書を登録 | お金を払った(有料) |
|---|---|---|
| 全体 | 65.9% | 34.1% |
| 未婚男性25〜34歳 | 66.6% | 59.6% |
| 未婚男性35〜39歳 | 55.6% | 55.6% |
| 未婚女性25〜34歳 | 75.7% | 4.3% |
出典:同調査 Q56(1)(マッチングアプリ利用者)。
男性は半分以上がお金を払い、女性はほとんど払っていません。多くのアプリが「男性は有料・女性は無料」の料金にしていることが、そのまま数字に出ています。男性にとっては、いくらかかるかが選ぶときの大事な条件になります。
また、回答者全体に「安心して使える条件」を聞くと、「身分証明書の登録」が53.5%で最多、「独身証明書の提出」29.4%、「お金を払う(有料)」27.2%と続きました。一方で36.5%は「あてはまるものはない」と答えています。
最近結婚した人の出会い、1位はマッチングアプリ
既婚者に、配偶者と知り合った場所・機会を1つ選んでもらった結果、いちばん多かったのはマッチングアプリ(25.1%)でした。次いで職場や仕事の関係・アルバイト先(20.5%)、学校(9.9%)、友人や兄弟姉妹の紹介(9.1%)です。
対象は39歳以下で最近5年以内に結婚した人に限られますが、若い世代では、職場よりアプリで出会って結婚した人の方が多いという結果です。
この数字から見えること
18〜39歳の5人に2人が使ったことがあり、20代後半〜30代前半の未婚女性では4割を超えます。「アプリに女性はいない」と思って何もしないより、出会いの入口として試してみる価値は十分にあります。
ただし、男性の多くはお金を払って使っています。料金の仕組みが分かりやすく、少額から試せるところを選ぶと失敗が少なくなります。
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自分にはどの出会い方が向いているか迷ったら、6問で分かる「あなたに合う出会い方診断」も試してみてください。
アプリで出会って結婚した人の割合は「結婚相手との出会いのきっかけ(2026年・既婚6,203人調査)」にまとめています。20代ではマッチングアプリが最多でした。
よくある質問
- マッチングアプリを使ったことがある人は何割ですか?
- こども家庭庁の2024年の調査では、18〜39歳(高校生を除く)の41.2%が使ったことがあると答えました。既婚者(結婚前)では56.8%、未婚者では31.5%です。
- マッチングアプリは男性と女性、どちらが多く使っていますか?
- 未婚の25〜34歳では、女性43.5%・男性35.3%で女性の方が多く使っています。35〜39歳でも女性32.6%・男性26.4%でした。
- マッチングアプリを遊び目的で使う人はいますか?
- 目的(複数回答)で「遊び目的」を選んだ人は、回答者全体の8.2%。使ったことがある人だけで見ると約2割です(当サイトで計算)。最多は「交際相手を探すため」でした。
- マッチングアプリで結婚した人はどれくらいいますか?
- 39歳以下で最近5年以内に結婚した人のうち、25.1%が配偶者とマッチングアプリで出会っていて、出会いの場所として1位でした。
年代別に恋人がいない人の割合は「20代・30代で彼女がいない男性の割合は?」、夜の出会いの場の数は「ラブホテル・デリヘル・出会い喫茶は全国に何軒?」でまとめています。
出典
こども家庭庁「令和6年度 若者のライフデザインや出会いに関する意識調査 報告書」Q28・Q54〜Q56(調査期間 2024年7月8日〜17日、Web調査、15〜39歳の男女2万人)。「使ったことがある」の割合と、利用者に占める目的の割合は当サイトで計算しました。

